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2010年7月15日 14:32

vol 19 nambu‐GARDENに賭ける想い

かねてから計画しておりました、nambu5店舗目の出店計画がまとまり、2011年春に小松市沖町に「nambu‐GARDEN(仮称)」をオープンする運びとなりました。この計画は3年前から水面下で行われ、行政の問題や、リーマンショック以来の世界大不況で企業の設備投資や、計画が一時頓挫し、一抹の不安もありましたが、私の一番心がけている「心に強く願う想いは、必ず叶う。それに伴う全ての準備をしてこそ成就する。」を諦めずに行動してきた事が、人は不可能と思える事も、たかが美容師でも可能にできるものと自分を信じてきました。思えばこの20年間、常にスクラップ&ビルドを心がけ、時代の変化と自分の成長、そして自分が感じる感性の「今」とは何かを常に模索していたと思います。多分店作り、人作りが誰よりも好きなんでしょうね。nambuスタッフも詳細は知らないと思いますが、これでオフィス移転までも加えれば10店舗目の計画となります。今まであまり話したことのない、店づくりについて話したいと思います。


自分のインテリアデザインの基本は、プリミティブ(原始的)であり、その時代の自分自身の成長に伴う感性や、気分が反映されています。だからこそワークスペースのデザインはnambuブランドのコンセプトの表現そのものです。スペースデザインは来店客の第一印象に大きな影響を与える要素であり、ワークスペースとしての機能を最大限に引き出した上でデザインに置き換えています。過去の店舗もWEST店は「海外から見た日本」、CENTRAL店は「大人のゴージャス」「ナチュラル&フューチャー」、HILLS店は「品格を重視し、ホスピタリティーとハイクオリティー&さらなるゴージャス」をコンセプトに捉えています。「空気と人の呼吸を感じて、そこに流れるものが心地よい」という空間を演出しております。またヘアーデザイナーは人の魅力を最大限に引き出し、価値あるデザインを表現し続ける事が使命です。空間が果たす役割は、お客様やスタッフがいかに心地よく、楽しく、豊かになるかという2次的な要素です。お客様とスタッフがいてこそ、店内の「絵」は完成され、まずは「人ありき」であって「空間ありき」ではない事を、いつも心がけています。だから店の雰囲気は「器」ではなくて、「人」が決定しているものだと言う事をスタッフも知って頂きたいと思います。だからこそスタッフに常々言っていますが、美容師は基本的に「一人完結型」の職種である以上、スタッフの育成こそが最優先事項です。美容師は技術、デザインを学び、完成を磨き、人間的な魅力も必要になってきます。その為にスタッフ教育は上記以外にも多岐に渡り、社会人としての道徳、モラル、常識、立ち居振る舞いも含めた分野まで指導が必要になってきます。「人間は食ったものしか出ないのさ」の言葉通り、上質とは何か?気配りとはどういう事か?美味しい、雰囲気が良いなど、人の経験値には差があるからこそ、努めてそれらを感じる機会を設けております。それは人の顔には百人百様の個性があるように、カットする人間にも多様な感性がありますし、2人の美容師が同じデザインを表現した場合でも、当然の事ながら違いが出てきます。ヘアーデザインという個の世界観を表現する仕事に携わると言う事は、生活スタイルや、文化にも影響を与える仕事だと思っていますので、「どうせ食べるなら、どうせ出るものであれば、常に上を目指していかないと、そこから発するデザインや人間性は、結局は薄っぺらな表面だけのメッキにしかならず、わかる人から見れば、本質はすぐに見破られてしまいます」。今回は店作りと人について記しましたが、次回はお店を立ち上げて成功させること・・・そのために一番大切なこととは何か?について記したいと思います。またまた長い文章で、最後までお付き合いありがとうございました。