nambuにとって『ブランド戦略』とは、デザインのことではありません。ブランド戦略とは、nambuにとって、『非の打ちどころがない上手なビジネス設計』です。
サービス業問わず、いくらロゴや店舗自体がクールでも、通された席やテーブルと椅子のマッチングやスペーシングといった細部まで計算されていない会社や店舗は、私にとっては決して“ブランド”であるとは思えないのです。
ブランドと呼べるような店や会社は、その細部まで、経営者の哲学が盛り込まれているのだと思います。そこに配慮できる経営者は五感以上の六感まで
研ぎ澄まされているのではとも思ってしまいます。正直言って日本の経営者でそこまで徹底出来ている人は少ないのではないかと思いますが。
それは、一般の消費者なら、もしかしたら気がつかないほどの、それはそれは細かい、ほんの『10%』くらいの違いです。でも、この“最後の10%のツメ”が出来るか否かで、ビジネスの成功は大きく変わるものではないかと思い、nambuもこだわってきました。
以前スタバのブランド戦略という本を読んで思ったのですが、確かにスタバのベーカリーに賛否はありますが、あれらは、実は「コーヒーの味や香りを邪魔しない」という設計でできているそうです。一応、時期によってはカレー系などもありますが、そのニオイは決して強くなく、店内の香り、お客様の時間と空間を害しません。
これも経営者の“10%のツメ”です。「美味しいコーヒー淹れています」と看板を掲げながら、となりの人がガツガツぷんぷんカレーライスを食べているような喫茶店とは、ラスト10%のコダワリが違うのです。
マックシェイクも、そのストローの太さと硬さ、シェイク自体の柔らかさが、ちょうど「母乳を飲む圧力と同じ」になっているそうです。これも、
マクドナルドの徹底した「ラスト10%のツメ」の賜物です。驚きです。
nambuスタッフも培ってきた「誰もわからないかもしれないこだわり」「でもわかる人にはわかるこだわり」大事にしてほしいと思います。大所帯になるにつれnambuがこだわってきた部分が薄れていく事にとても危機感を覚えます。美容業に限らず、どこも必死に頑張っています。当たり前の事(こだわり)が、当たり前のように自然に行えるようになるまでスタッフを「仕込んで」ほしいと思います。「仕込む」とは徹底的に指導して、阿吽の呼吸で何でも出来るようになるまで指導するのが「仕込む」です。最近のトップは仕込んでいるつもりでも、指示なのか注意程度なんじゃないかなと思ってしまいます。